メープルロード2003
2003年2月 第12号 掲載

  お花見の季節がやって来た!バンクーバー さくらの名所大特集!

   

 


巨大なソメイヨシノ、ジェリコビーチ

   日本の国花「さくら」。日本の象徴「さくら」。日本国民の心「さくら」。異国の地、バンクーバーにいても、「さくら」を見て和み、友人との縁を深めていこう!
梅?さくら?  
「キレイなさくらー」と感動して叫んだら、友人に「あれは梅だよ」なんて言われたことがある人!とってもシンプルで簡単な“さくら”と“梅”の見分け方を説明しよう。一般 的には、においの強いほうが“梅”と言われているが、もっと確実に見分けるには、木の皮に注目しよう。木の皮に横の線が入っていれば、それが“さくら”だ。また、さくらは梅よりも2〜3週間おくれて咲く。  
  知ってる? さくらの語源
 さくらの「さ」は、田神(さがみ)の「さ」であり、穀物の霊を示す古語である。さくらの「くら」は、霊のつく神座(かみくら)を表し、「さ・くら」で神が集まる場所「さくら」から由来しているという説や、古事記に出てくる古代女神「木花開邪姫:このはなさくやひめ」から、「さくら」に由来している(木花はさくらの意を示す)という説、また、麗らかに咲くの意味の「咲麗(さきうら)」から、「さくら」の語源が生まれたという説など、さくらの語源には諸説がある。
さくらの種類
 さくらは、人工的に作られた園芸品種と、山などに自然に自生した野生種の2つに大きく分けることができる。人が栽培しているさくらの全般 を園芸品種として「里桜」、野生種のさくらを「山桜」と言う。日本には“野生種”だけでも100種類以上あり、分類は葉の緑の形状や毛の有無などから見分ける。“園芸品種”は200種類以上にも及び、バンクーバーでも一番よく見られる「染井吉野」が代表的なさくらだ。
バンクーバーに多い   ソメイヨシノ(染井吉野)
 ときは、江戸時代末期。東京都の染井村(豊島区のことだ)に住む職人が作りだし、“吉野さくら“の名のもとに売り出したのが、ソメイヨシノの始まり。エドヒガンとオオシマザクラの自然交配で生み出されたそうだ。ソメイヨシノの特徴として、成長が早いことが挙げられる。また、淡紅白色のかわいらしい花が木を華やかに覆いながら咲く。その豪華さが大変好まれ、日本では学校や公園などの桜の8割が、ソメイヨシノで占められているそうだ。 さくらの名所  バンクーバーにある見事な“さくら街道”に驚いた人も多いことだろう。ここ、バンクーバーではみんなが集まってドンチャン騒ぎで“お花見”をする習慣がないのが不思議なくらい、沢山のさくらを目にすることができる。日本のように、ジャンケンで負けた人が、早朝から「場所取り」に出向く必要はないようだ!さあ、見るだけでも圧倒されるほど豪華な“さくらの名所”をご紹介しよう。
★ウエスト16th Ave.をGranville通りからArbutus 通り(アビュータス)まで歩こう!これでもかっというほど迫力がある美しい“さくら街道”が何ブロックも何ブロックも続く。
★ウエスト3rd Ave(3800番台)をAlma通りからUBC方面へ歩こう!
★バンクーバーミュージアムの周辺は、見事なソメイヨシノが咲いている。
★ Cypress通り(サイプレス)をウエスト 1st Ave.からウエスト 7th Ave.まで歩こう!
★Point Grey Rd.沿いにあるウォーターフロントパークの目の前にも立派なさくらが咲いている。
★キツラノのYew通りを、ウエスト4thに向かって歩こう(キッツビーチを背にして)!珍しいカンザンを見ることが出来る。
★ダウンタウンのバラード・スカイトレイン駅も大きなソメイヨシノが見られる有名な名所だ。(ハイアットホテルの裏側)
★クイーン・エリザベスパーク:西エントランス(駐車場の近く)は最高のソメイヨシノを見ることができる。
★スタンレーパーク:ベストはなんと言っても“ローズガーデン”(ソメイヨシノ)。また、日本&カナダの戦争メモリアルでは、12本以上のシロタエと数本のソメイヨシノを見ることができる!
★グランビルアイランド:フォールス・クリークコミュニティーセンター。大きな5本のソメイヨシノが咲いている。友人を誘ってお花見をするには最適だ!
★キッツビーチ:キッツビーチの豪華な芝生に、1本力強く大きなソメイヨシノが咲いている。お花見に最適なのでお弁当を忘れずに!
★ジェリコビーチ:巨大なソメイヨシノが咲いている。ジェリコビーチの落ち着いた雰囲気の中で、さくらを楽しみながらお花見をするとは、なんとも贅沢だ。
★UBC:Lower Mallと新渡戸ガーデン(Lower Mallの最終地)。
見事なソメイヨシノ街道を見ることができる。また、Boulevard大学とウエストブルックモールの角にあるRegentカレッジ。100本以上の若いシロタエを見ることが出来る!お見逃しなく!
罰金にご注意!
 ここで気をつけたいのが“お酒”だ。お花見と言えば必然的にアルコールが主役となる日本。ここ、バンクーバーでは公共の場でアルコールを飲んではいけない。もちろん、公園やビーチなんてもってのほかだ。アルコールを飲んでいるのを警察官に見付かったら、チケットをきられてしまう。そう、“罰金”を支払わなくてはいけないのだ。バンクーバーポリスオフィサーに罰金について聞いてみたら、“115ドル”のチケットが科せられるとのこと。楽しいはずのお花見が、バンクーバーのご法度を破って台無しになってはもったいない!くれぐれも、ハメを外してアルコールを暴飲するのは避けましょう!         (取材 門利容子)